【20~30代で教育する立場になった方へ】
今回のテーマは
「人に注意するときのポイント」です。
塾の講師としてデビューした頃
いろいろなことを経験しました。
その中の一つに
「注意する」という行為があります。
注意するときは
必ず本人にあることを尋ねることです。
それは
「今、何で注意されているのか?」
「理由はわかっているか?」
これを本人に必ず聞いてください。
「本人の口から理由を言わせる」
ということがポイントです。
これを行わないで
一方的に注意して、そのまま帰らせたとします。
そのまま帰宅させると
保護者から電話がかかってきます。
この地点で
先ず直さないといけない点があります。
それは
生徒が自宅に到着する前に
保護者に連絡しておく!ことです。
自分の子供が帰ってきて
いつもと様子がおかしい
元気がない
表情が暗い
泣いているなど
そんな子供の様子を見たら
気になって本人に聞きますよね?
「何かあったの?」って。
そして
子供がそのときに
保護者の方にどのように言うでしょう?
でも、
注意をして帰宅させる前に
「何で自分は注意されているのか?」
「注意された理由」を理解させている場合と
そうでない場合とでは
保護者の問いかけに対して子供の口から出る
発言・内容は全く変わります。
何も理解させずに帰宅させると、
本人の口からは
「何かよくわからないが、先生に注意された!」
という発言が出ます。
すると保護者は
理不尽に注意されたのではないか?
それはおかしいなあ?
そういう疑問・疑念が生まれます。
やはり家族ですから
我が子可愛さ、ひいき目に考えてしまいます。
「じゃあ電話して先生に聞いてみよう!」
このようなパターンになります。
注意するときは
必ず注意を受けている理由を
しっかり理解・納得させるためにも
口頭で話してもらいましょう。
ところで
私は注意するときには
ある覚悟を持って注意しています。
それはどんな覚悟か?
注意内容に確信・自信・責任を持つ
ということです。
あのときの発言内容は
おかしくないか?
と問題になった場合でも
私は決して
逃げたり、言い訳をしたり、
ごまかしたりはしないです。
そういう事態になった場合でも
自分の発言には
ちゃんとした理由・正義があり
それをきちんと自分の口から説明できる。
自分の中の正義に照らし合わせた結果
その子のためになると判断したから注意した。
批判を恐れず、自分の考えを
しっかり説明できるという覚悟を持っています。
子供には言いっぱなしではなく
なぜそう言っているのか?
ちゃんと理解させる
ちゃんと納得させる
ここができていなければ
いけません。
ただ、人間ですから
誰にでも間違いはあります。
そんなとき、自分が間違っていた
と認めたときは素直に謝ります。
問題はその間違いを行ったときや
気づいたちとき
どう対処するか?
ここが肝心だと思います。
つまらないプライドはいりません。
素直に認めて謝るだけ。
以上が
子供・部下などに
注意する際のポイントだと思います。